おどろおどろしい題名ですが、自分が感じた感想は
「二人の男の友情の物語」です。
一方は、裕福な家に生まれ、そして転落の人生を歩む中で、人を殺すということに魅了され、実行に移そうとするが、移せない・・・という人物(´・ω・`)
もう一方は、貧乏な家に生まれ、そして成り上がっていく人生の中で、その徹底振りから、友人と呼べる人間はいないが、人に刺激を与え続けた人物(。>0<。)
この二人の人生は、遠いようで近く、そしてその因果は1年2年ではなく、20年ほど続く長い長いストーリー。
白夜行や、幻夜の主人公とその主人公を愛する男性のようなイメージがありました(・ω・)/
物語は裕福に生まれた方の視点で常に描かれていますが、
もう一方の人物はどういう気持ちや感情を抱いていたのかとても気になりました(。>0<。)
そして、転落から這い上がろうとする主人公に兆しが見え始めたら転落する人生、
そして、そこに必ず関係してくる友人(と表現する人物)。
全てのなぞが解明されたとき、主人公がどんな行動をとるのか、
久しぶりにラストが気になって仕方がなかった一冊です♪
途中、詐欺や、だましのテクニックなどが出てくるので、勉強にもなる一冊でした(*^▽^*)