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2012年12月1日土曜日

Θは遊んでくれたよ ANOTHER PLAYMATE θ

こんにちは、なんちゃって文化人です♪


【送料無料】θは遊んでくれたよ [ 森博嗣 ]
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森博嗣さん著のミステリー小説、Gシリーズの第二作 θは遊んでくれたよ です。

今回も、前回と同様、断続する情報を纏め上げることでたどり着く仮説を追い求める物語。

ただ、森博嗣さんの作品としては初めてではないかと思うのですが、
密室殺人ではなかったという事が、今回の一番の発見でした。
まあ、ある定義からすれば密室殺人であったと取れる内容でしたが、それにしても密室殺人という形からの変化は、新鮮なものでした。

なんちゃって文化人的、名言をひとつ

「(宗教等で)神様が必要となる理由は、基本的には責任転嫁のメカニズムなんだ。誰か他者のせいにすることによって、自分の立ち位置を保持する」

神様というのは極端かつ、日本人にはあまりなじみのない対象ですが、世にはいろいろな責任転嫁のメカニズムがあって、それを象徴した言葉だなと感じました。
人生全てを他のもののせいだと責任転嫁で生きていくことも出来ますが、出来れば自分自身で選択して生きていきたいものです。

2012年11月16日金曜日

Φは壊れたね Path connected φ broke

こんにちは、なんちゃって文化人です♪

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森博嗣さん著のGシリーズ第一作目、「Φは壊れたね」です。

本当はこれの前に、Vシリーズや、四季シリーズがあるのですが、S&Mシリーズの流れを汲むこのシリーズから先に読むことにしました。

と、言いましても、S&Mシリーズで出てきた犀川助教授はほとんど作中には現れず、改めて森博嗣作品が好きになった結果の原因のひとつは、「犀川助教授」の作り出す空気感と申しましょうか、その存在だったのだと改めて感じました。

森博嗣さんといえば、「密室殺人」というもうひとつのキーワードは相変わらず健在で、今回も密室でした。

解釈というのは、それぞれの立場から見た認識の違いでもあるかと思いますが、今回の密室はまさにそんな感じの印象を受けました。
何をどう認識し、どう解釈するかは、それぞれの立場や人によって様々で、一度ついた先入観はなかなか取れるものではありません。そこを上手くつけば、事実を捻じ曲げることも可能だと感じることができるものでした。

そして、相変わらず殺人は動機があって初めて成立する、という前提をあざ笑うかのように、何故この殺人は起こったのか?というWhy?が抜けていることは当たり前のようで、
今回は更にHow?(どのように)という答えすら、とある登場人物の認識、意識付けから来る解釈で終わらせるという、スパッと明瞭解決で気持ちよく終わりたい人が読んだら、なんか不完全燃焼と感じる終わり方でした。

が、この物語の締め方こそ、この作品にはもっともふさわしいと感じる、そんな作品です。

2012年10月20日土曜日

有限と微小のパン THE PERFECT OUTSIDER

こんにちは、なんちゃって文化人です♪

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長らくかかって読み続けていた森博嗣さん著のS&Mシリーズの最終作。
文庫本で900ページ近くに及ぶ超大作です。

このシリーズの最初は「THE PERFECT INSIDER」でしたので、
最後が「THE PERFECT OUTSIDER」で締めくくられるとは、
さすがシリーズ通してウィットの効いたトリックを見せ続けていただいた最後もきっちり締めていたいた感があります。

内容は、もちろんミステリーですが、これまたいつものとおり、いや作中で「天才」とされている人物がいたせいか、いつもにまして「完璧な人間」という概念についての考察のようなものが、
難解に、それでいて共感できる形で描かれていました。

まあ、凡人のなんちゃって文化人には「よく、わからない」世界でしたが。

相変わらず、余計な複線はまったく拾わず、必要なメインの物語のみを完結させて読み応えのある作品でした。

2012年9月29日土曜日

数奇にして模型 NUMERICAL MODELS

こんにちは、なんちゃって文化人です♪


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今回は、モデラを取り巻く物語。

今回の物語のなんちゃって文化人的キーは、
”常識や当たり前、価値観、思考は人それぞれまったく違う”
ということ。

「変わっていると言われるけど、そういう人たちは必ず自分より変わっている」
作中で出てくるこの一言に、今回の物語は集約されていたような気がします。

今回は、芸術家が多く登場したせいか、それとも意図的であったのか、
思考の観点も芸術的な部分が多く、やや難解な印象ですが、
心地よいほどその思考を体感できた作品でした。

さて、今回は3つほど名言を紹介したいと思います。

・決して他人の不幸を無視するわけではない。ただ、全ては誰かから搾取することによって得られる幸せなのだ。どこかで誰かが不幸になっているのである。どこに「不謹慎」の境があるのだろう。
社会のため、正義のためと言い訳するのは悪いことではないが、本心からそれを信じているなら明らかに偽善だ。もし本当にそうなら、警察も、政治かも全てはボランティアで成り立つはずである。

→長々と書きましたが、全ての幸せが誰かの不幸から成り立っている、という部分が衝撃的でした。確かにそのとおりです。

・相手にどう呼ばれるか、ということも、本人の機能、すなわちデザインである

→なんちゃって文化人も、いろんな人からいろんな呼ばれ方をします。それはこちらからお願いしたわけではなく、相手が自分に抱いているデザインから来るものである、と考えると非常にしっくりくる気がします。

・なるべく統一された思考に身を任せたい欲求が人間にはある

→常識という多数派にいたいと感じることと同意ですね。自分の価値観を大切にしようと考えているからこそ、この言葉は逆の意味でしっくり来ました。

2012年9月22日土曜日

今はもうない SWITCH BACK

こんにちは、なんちゃって文化人です♪

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森博嗣さん著のS&Mシリーズ第8作。

またしても、先入観というものがいかに自分の中を支配してるかを痛烈に印象付けられました。

今回の作品は最初から不思議だったのです。

なぜか、とある登場人物の第一人称で物語が進んでいる。
なぜか、犀川先生の出番がまったくない。(余計な部分として語られている)
なぜか、特に後半、物語で語られることにちぐはぐさが出てくる。

そんな中で、今までのS&Mとはまた違った雰囲気のストーリーを読んでいました。

違った雰囲気だったから気がつきましたが、なんちゃって文化人は
犀川先生の話、雰囲気、考え方が好きなんですね。
そう、大体登場人物、特に犯人となる人の考え方にも共感が出来ます。

そういう意味では、今回の作品はちょっと詩的な要素もあってか、
ちょっと、もやっとしました。

が、最後は、先入観の殻をぶち破ってもらったので、すっきり悔しかったです。
結局、題名は副題含めて、意味のあるもの、、、ということです。

やっぱり、面白いシリーズです。このまま後2冊、一気に読みきろうと思います。

2012年9月15日土曜日

夏のレプリカ REPLACEABLE SUMMER

こんにちは、なんちゃって文化人です♪

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森博嗣さん作のS&Mシリーズ。
前作の「幻惑の死と使途」と平行して発生する事件を描いている本作。

「幻惑の死と使途」では複線として書かれていて、いつ出てくるんだろうと思いながら読み終わっていた内容がきっちり1つの物語として描かれていました。

幻惑の死と使途は奇数章しかなく、マジシャンの物語だからかな?と思っていたら、
この作品は全て偶数章です。
(各章の副題も"奇"と"偶"がついています。)
このあたりの遊び心が、いいです。

今回はいつも以上に、人の心の中の描写が多かったような気がします。
それは、登場人物の境遇に配慮したからでしょうか?
前回はイリュージョン、今回は詩的な印象を得ました。

日本人はイリュージョンも推理小説も解くために見る、アメリカ人はショーとしてみる。
この違いは大きいと思いますが、解くために見る人にはいい作品かもしれません。
なんちゃって文化人程度が作中抱いた違和感を信じて考えた仮説で、
ほぼトリック自体は合っていました。物事は複雑に見えてシンプルです。

さて、なんちゃって文化人的名言をひとつ
・人の名前に刻まれたものは、消えない
 自分自身を変えることを自分自身が拒否をするという現象を経験する人はいると思います。
 他人から見た自分も、第一印象から意識付けられてしまって、
 しばらく経ってから再会したときにその人が変わっていても、
 やっぱり前のイメージは簡単には消えない。第一印象って重要です。




2012年9月7日金曜日

幻惑の死と使途 ILLUSION ACTS LIKE MAGIC

こんにちは、なんちゃって文化人です♪


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森博嗣さん著のS&Mシリーズ後半戦第一作。
今回はマジック(不思議)を題材にした物語。

最後のあとがきを書かれていたのが引田天功さん(Wikipedia)でした。
イリュージョニストとして、海外でも人気の高い方ですが、あの方2代目だったんですね。
知らなかったです。
冒頭で、
「マジック」に一番ふさわしい言葉は「死」だと思うのです。
と、書かれていたのが非常に印象的でした。
そのマジック、そして、音と証明、出演者、衣装、プロップス、背景を総じて演出するものが
イリュージョンなのだそうですが、並大抵の努力と覚悟ではないと感じることができました。

そして、作中の登場人物もそれ相応の覚悟を持った人だったのでしょう。
こだわりを随所に感じる場面が多かったです。
きっとマジック好きの人が読むと面白い作品だと思います。
題名の「幻惑の死と使途」、今回の作品の内容もそのまま、です。

作中にもありましたが、身の回りは不思議なことに満ち溢れています。
よくシリーズに出てきますが、自然は自然といった瞬間に自然ではないということは、
すごくよくわかる気がします。
が、それは置いておいても、自分が生活するに当たり、
それらを鵜呑みにしないと生きていけません。
全てを理解するには時間が足りませんし、複雑すぎます。
作中の主人公格は、このような複雑な思考をよく繰り返します。
きっと、自分にはできないこの思考に触れることができるのがなんちゃって文化人にとって
魅力的なのではないかと思います。

さて、今回もなんちゃって文化人的名言を紹介します。

・「人間の狂気」あるいは「経済的な妥協」という不等号で切り取る
 という手法以外によって作られた人工物は、未だかつてない
 
 すごいですね、作者の表現ですが、ほんとそのとおりだと思います。
 「妥協」として、さらに不等号なところが人間らしい曖昧さを表現していると思いました。

・偏った価値観から自分を守りたかったら、自分の目と耳を頼りにすること
 
 これは、いろんなところで別の表現で書かれていますが、
 マスコミにしても、文献にしても、他人の価値観を刷り込まれてますからね。
 以前に同シリーズであった、「定義とは自分でするもの」という言葉は今でも残っています。
 やりすぎると自分勝手、自己中と言われそうですが、
 人生一回きりですし、自分の思ったとおり生きるのがいいですよね。

そういえば、一個、拾われていない複線がありましたが、それは次の作品なのかな?

2012年8月24日金曜日

まどろみ消去 Missing under the mistletoe

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森博嗣さん著の短編小説。
今のところS&Mシリーズしか読んでこなかったので、こういう作風もできるんだと
新鮮な気持ちで読むことができました。

まどろみ消去、いろんな解釈があると思いますが、
自分としては、各物語の途中はまどろんでいる(もやもやしている)のが、
最後の落ちでそれがなくなって、ぱっと物語が完結する。
そんなイメージを持ちました。

それにしても、夢オチに代表するように○○オチというのがいろいろありますが、
こんなにもいろいろなオチが存在するとは、、、
そしてなんと自分の頭(考え)が凝り固まっているとは。。。

かの有名なアインシュタインも、
「常識とは18歳までに身につけた偏見のコレクションである」
と、言っていますが、
なんともこの固定概念というのは、柔軟な思考に邪魔なものだと再認識させられました。

頭(考え)が固い!と言われているけど、自己啓発本を読むのはなぁ~と、
思っている人にはもってこいではないでしょうか。
1冊読み終わるまでには、自分自身の持つ固定概念というものが見えてくると思います。

すごく楽しい一冊でした。

2012年8月12日日曜日

封印再度 WHO INSIDE

こんにちは、なんちゃって文化人です♪


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久しぶりに森博嗣さん著のS&Mシリーズに戻ってきました。
相変わらず、なぜかひきつけられる作品です。

今までも、題名と副題が大きな鍵、ヒントになっていることの多かったこのシリーズですが、
今回の作品は、森さんって、どんな脳みそしてるのかな?と不思議になるほど
物語に深くかかわりつつ、考えられていました。

封印再度 = 再度封印する もしくは 再度封印することを選ぶか?
Who inside = 誰が中にいたのか?

まさに異語同音の異文化コミュニケーションともいえよう2つの言葉ですが、
この2つの言葉が物語のテーマでした。

題名が決まって、物語が決まるのか?
物語が決まって、最後に題名が決まるのか?

いずれにしても、同じ理系脳でも出来が違うロジックに感動です。

さて、少しずつS&Mの物語は進行し、次の短編集でようやく第一幕が終了です。



2012年6月23日土曜日

詩的私的ジャック Jack The Poetical Private

こんにちは、なんちゃって文化人です♪

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森博嗣氏作のS&Mシリーズ第4段。
そう、もう4作目なんですが、初めてこれがシリーズで、
しかも世間一般的にはS&Mシリーズといわれていることを知りました( ̄□ ̄;)

今回は、主役の1人が海外出張に出かけ、もう1人がメインで活躍しつつ、
大人になっていく様も描かれていて、順を追って読んでいるので、
僕自身も時間の経過が楽しめてよかったです(^O^)/

このシリーズが好きなことのもうひとつに、
きっと、視点が主役の2人にあり、うち1人はとにかく興味のないことには無関心であるため、
被害者など、悲痛な感情の表現される部分が少ないことがあるかもしれません。

純粋にミステリーを楽しめる作品です≧(´▽`)≦

ちなみに、初めて本の題名が作中に出てきてました~意味がわからなかったですが(笑)

2012年6月9日土曜日

笑わない数学者 Mathematical Goodbye

こんにちは、なんちゃって文化人です♪

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著者の森博嗣さんもおススメ(Wiki情報)のようです、この作品(●´ω`●)ゞ

今回は、いつもの事件とプラスして、謎解きもあって面白かったです。

作品中でもあったように、読んでいるうちになんとなくこういうことかな~~と、
事件の大枠はわかったのですが、後もう一歩確証が説明できない感じでした┐( ̄ヘ ̄)┌<

その一歩は本当にトゥリビアルなことでしたが、
その一歩がわからん~、実際そういう場面に遭遇したくはないですが、
その場に行って体験したいと思いましたΣ\( ̄ー ̄;)

人類史上最大のトリックは?という問いかけをテーマにした謎解きでしたが、
個人的にはその存在を証明できないものを、あることだと人に意識付けたこと思いましたが、
人類史上最大のトリック、、、なるほど( ̄∇ ̄+)

☆なんちゃって文化人的名言集☆
「自由な思想のためには日常を滅却すること、定期は自らして意味があるものとなる」
常識というなの偏見に捕われることは、確かに柔軟な思想を妨げますね(´・ω・`)

「人は自分の生き様を見せる以外、他人に教えることはできない」
ほんと、そうだと思います。

やっぱり、いい作品ですヾ(@°▽°@)ノ

冷たい密室と博士たち Doctors in Isolated Room

こんにちは、なんちゃって文化人です♪


やっぱり面白い。

森博嗣さんの作品でも、このシリーズは最高に面白いです。
無駄がなく、そしてその価値観がたっぷり詰まっています。

無駄がないのは主人公が、そうありたいと願い、
そうあるべく行動しているかもしれません。

普通殺人はまず動機があって、
それが主で展開されるものであるという作品中の言葉とは裏腹に、
動機が、最後に犯人がわかるまで、わかった後まで謎のまま、
事件と、そして事件に対する考察、解決までの道筋が物語として成立していました。

まさに、無駄がない。。。だからこそ、純粋に事件に没頭できます。

フィクションだからこういう感想が書けます、そういう作品でした。

2012年5月28日月曜日

すべてがFになる The Perfect Insider

こんにちは、なんちゃって文化人です♪
【送料無料】すべてがFになる [ 森博嗣 ]
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価格:770円(税込、送料込)

きましたねぇ、久しぶりのスマッシュヒット作品ですγ(▽´ )ツヾ( `▽)ゞ

初めて森博嗣さんの作品を読みましたが、まさに極上のミステリー~キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!
(なんちゃって文化人基準ですよ。)

後の解説に書いてましたが、いわゆる理系ミステリー゚゚゚゚゚-y(^。^)。o0○
事件がおきて、比較的人の感情的な部分が少なく、
淡白な言い方をすると事件を淡々と論理的に解決していくタイプの物語♪(と、感じました)

「The Perfect Insider」という副題のとおり、完全密室犯罪を解決していく主人公♪
考え方がドライで、とても共感できる部分がありました(笑)

どうやらシリーズらしいので、次を読むのが楽しみですo(〃^▽^〃)o