2012年7月29日日曜日

らせん the Spiral.

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読みました、「らせん」

すごくよかったです。
リングはホラーでしたが、らせんはミステリーサスペンスだと感じるほど、
リングで提示された謎を解明していく、そしてそこからループ、バースディへつながる複線。。。

リングの結末から、想像していた物語とはまったく内容が違っていて驚き、
そして非現実的ともいえるホラーが、現実的な可能性になっていく感じ。
と、思ったら最後いきなりまた非現実的な終わり方。

飽きることなく、最後まで楽しめました。
鈴木光司さんの頭の良さと、
すごく勉強をされてこの作品を作られたんじゃないかという感嘆も感じます。

ただ、ゆえに人によっては少し難解なところがあるかもしれません。 映像版もちょっと見てみたい気がします。。。

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2012年7月15日日曜日

リング the Ring

こんにちは、なんちゃって文化人です♪

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超能力つながり。。。というわけではないですが、
先日Gyaoで特別にタダで見れる機会があって、
久々に映像を見たこともあり、この有名すぎるホラー小説を初めて読みました。
(もちろん、続編のらせん、ループ、バースディまで購入済み)

知っているはずのストーリーなのに、
引き込まれるような感覚に陥るほど、すばらしい作品だと思います。
恐怖感はやはり、映像の方が大きいですが、
なぜ、こういう行動があり、ここがこうなっているんだ??
と、映像を見ただけではわからなかったことが理解できましたし、
また、貞子自身も、映画よりもより人間らしく描かれていて、
全てにある種の納得感を覚えることが出来ました。

と、同時に映画「リング」は、
小説の内容を崩さず、それでいてオリジナリティを含め、
世界観を再現し、伝えたい部分が伝わっていた、
非常に完成度が高い作品だったと改めて感じます。


続編の「らせん」が楽しみです。

2012年7月14日土曜日

鳩笛草

こんにちは、なんちゃって文化人です♪

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宮部みゆきさん著の短編集。

あまり短編集は購入していないのですが、この間会社でクロスファイアを読んだと話したときに、
「それは、燔祭を読まないと、完結しない!」
と、言われまして、今回晴れて読んだ次第です。

物語としては、書いた順番も、時系列も 燔祭→クロスファイアなんですね。

この本自体には、燔祭を含め3作品収録されています。
どれも、「超能力」といわれる能力を持った女性の話です。

能力を持つ人間には、苦悩もあり、
優越感もあり、そして失うことへの恐怖、当惑、そして持つことに対する強い意志、
サスペンスですが、いろいろな感情が描かれている作品だと思います。

女性の作者だからこその視点で描かれていてすっきり読めました。

ちなみに、クロスファイアの主演女優さんは矢田亜希子さんだったんですね。


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2012年7月7日土曜日

ゼロの焦点

こんにちは、なんちゃって文化人です♪

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松本清張さん作品で、広末涼子さん、中谷美紀さん、木村多江さんら
が出演で映画化もされた有名な作品です(*^▽^*)

何を隠そう、わたくしもこの作品は先に映画で見ました(‐^▽^‐)

新婚ほやほやで夫が失踪し、それを探す妻の物語。
その心情を現すように、
映画自体も暗い雰囲気がよく出ていい作品だったので頭に残っていて、
ふらっと立ち寄ったブックオフにあったので、思わず衝動買いしました。

結構前に映画を見たにもかかわらず、意外と映像が頭に残っていて、
それをフラッシュバックしながら読んでいたのですが、
よくありがちな映画と小説ではまったく感じが違うということもなく、
映画がよく作りこまれていたのだと、改めて感じさせてもらいましたヽ(*'0'*)ツ
(もちろん、最後の終わり方だったりは違いますけど)

プロではなく、素人である主人公が、夫の失踪の謎にたどり着くためには、
??と思ったことについて、徹底的に考え調べ追求して行くだけ、
そこにどんな事実があっても、受け止めていく主人公の強さはすごいです。

実社会でも、疑問はないがしろにせずしっかり確認しろ!
と、言うことですかねぇ・・・(((( ;°Д°))))

昭和、とりわけ戦後の混乱を背景に描かれた作品は、
自分たちが生きている今の時代と本質はあまり変わらないのかもしれない、
と感じさせてくれる作品でした。

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2012年7月4日水曜日

魔術はささやく

こんにちは、なんちゃって文化人です♪

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魔術ということで、前回のクロスファイアと同じく、
僕の中での非現実超常現象系かと思いましたが、幾分現実的な感じでした(笑)

一見関連性のない事件が1つにつながって行く、でも見えてこない犯人像。
宮部みゆきさんらしい複線もあり、やがて現れる犯人。。。って、
途中で犯人わかっちゃうし!
そこから、主人公がした選択、主人公は物語を通じて強くなって行きましたね、
普通の男の子が解決して行くストーリーだから、その成長もひとつの魅力なのかな?

後半にかけて、一気に複線がつながって、解決につながっていく分、
前半はサスペンスっぽくって、どうなるんだ?誰なんだ犯人?とずっと??で読めました。
そういう物語は、後でなるほど~って思う度合いが大きくてそれもまたよし(^^)b

本文から、抜粋↓↓↓
人間には2種類いる
・出来ることでも、そうしたくないと思ったらしない人間
・出来ないことでも、そうしたいと思ったらなんとしてでもやる人間
どちらがいい悪いではない、悪いのは自分の意思で選択したことに言い訳を作ることだ。
自分のしたことは全て最後は自分が選択したこと、ならばそれに対して言い訳を見つけちゃいけないし、言い訳をしちゃいけない。

いいこと言うな~、と思ってメモしました♪