2012年12月31日月曜日

激流(上)

こんにちは、なんちゃって文化人です♪

【送料無料】激流(上) [ 柴田よしき ]
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価格:760円(税込、送料込)

初めて読みました、柴田よしきさん著のサスペンスミステリー「激流」。

今年最後を締めくくるにふさわしい、暗く、気分が落ちていくようなダークサスペンス。
ミステリー自体は重視されておらず、
どちらかというと登場人物の生き様の描写が等身大で描かれていてすばらしいです。

人間は過去にトラウマや後ろめたさを抱えながら現在を生きている人が多いと思います。
ミステリーの中に、様々な人間ドラマがあって、その人間くささがなんとも言えず心地いい作品です。

暗い話で少し鬱に入りたい、という要望を聞いて紹介してくれた友人に感謝です。
下巻も楽しみです。

2012年12月1日土曜日

Θは遊んでくれたよ ANOTHER PLAYMATE θ

こんにちは、なんちゃって文化人です♪


【送料無料】θは遊んでくれたよ [ 森博嗣 ]
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森博嗣さん著のミステリー小説、Gシリーズの第二作 θは遊んでくれたよ です。

今回も、前回と同様、断続する情報を纏め上げることでたどり着く仮説を追い求める物語。

ただ、森博嗣さんの作品としては初めてではないかと思うのですが、
密室殺人ではなかったという事が、今回の一番の発見でした。
まあ、ある定義からすれば密室殺人であったと取れる内容でしたが、それにしても密室殺人という形からの変化は、新鮮なものでした。

なんちゃって文化人的、名言をひとつ

「(宗教等で)神様が必要となる理由は、基本的には責任転嫁のメカニズムなんだ。誰か他者のせいにすることによって、自分の立ち位置を保持する」

神様というのは極端かつ、日本人にはあまりなじみのない対象ですが、世にはいろいろな責任転嫁のメカニズムがあって、それを象徴した言葉だなと感じました。
人生全てを他のもののせいだと責任転嫁で生きていくことも出来ますが、出来れば自分自身で選択して生きていきたいものです。

2012年11月16日金曜日

Φは壊れたね Path connected φ broke

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【送料無料】φは壊れたね [ 森博嗣 ]
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価格:600円(税込、送料込)


森博嗣さん著のGシリーズ第一作目、「Φは壊れたね」です。

本当はこれの前に、Vシリーズや、四季シリーズがあるのですが、S&Mシリーズの流れを汲むこのシリーズから先に読むことにしました。

と、言いましても、S&Mシリーズで出てきた犀川助教授はほとんど作中には現れず、改めて森博嗣作品が好きになった結果の原因のひとつは、「犀川助教授」の作り出す空気感と申しましょうか、その存在だったのだと改めて感じました。

森博嗣さんといえば、「密室殺人」というもうひとつのキーワードは相変わらず健在で、今回も密室でした。

解釈というのは、それぞれの立場から見た認識の違いでもあるかと思いますが、今回の密室はまさにそんな感じの印象を受けました。
何をどう認識し、どう解釈するかは、それぞれの立場や人によって様々で、一度ついた先入観はなかなか取れるものではありません。そこを上手くつけば、事実を捻じ曲げることも可能だと感じることができるものでした。

そして、相変わらず殺人は動機があって初めて成立する、という前提をあざ笑うかのように、何故この殺人は起こったのか?というWhy?が抜けていることは当たり前のようで、
今回は更にHow?(どのように)という答えすら、とある登場人物の認識、意識付けから来る解釈で終わらせるという、スパッと明瞭解決で気持ちよく終わりたい人が読んだら、なんか不完全燃焼と感じる終わり方でした。

が、この物語の締め方こそ、この作品にはもっともふさわしいと感じる、そんな作品です。

2012年11月10日土曜日

キマイラの新しい城

こんにちは、なんちゃって文化人です♪



殊能将之さん著の作品を久しぶりに読みました。
なかなか古本屋さんに出回らない作品なので、入手するのに苦労しました。

今回も主人公は石動戯作とアントニオ、
正にシャーロックホームズとワトソンのような、ダメな探偵と優秀な助手のコンビ。

今回も、前回読んだ黒い仏と同じく、
普通のミステリーではなく、
時代描写の緻密さや、レトリックにも富んでいて、
正にミステリーの枠を超えたエンターテイメント作品になっていました。

真実は小説よりも奇なり、とはよくいいますが、
シンプルすぎる真実が、勘違いや、思い込みやいろいろな理由によって
複雑な物語となっているからこそ、楽しめるし、最後ですっきり?終われる作品です。

2012年10月27日土曜日

ストロベリーナイト

こんにちは、なんちゃって文化人です♪



誉田哲也さん著では初めての作品となりました、「ストロベリーナイト」。

竹内結子さんが主演でテレビドラマ化された作品ですが、
ドラマを見たこともなく、どのような作品なのかと楽しみにしていましたが、
バリバリの刑事小説でした。

刑事系の小説は、どれだけ実際の警察組織と近い描写ができて、
かつオリジナリティを出せるかが鍵だと思っていますが、
なんちゃって文化人が今まで読んだ中では一番の刑事小説でした。

刑事小説ですから、捜査で事件を解決していくわけですが、
テンポ良く、一気に読める作品でした。

謎解き、ではないですが、ミステリーな感じを感じたい人にはもってこいだと思います。

2012年10月21日日曜日

野ブタ。をプロデュース

こんにちは、なんちゃって文化人です♪


白岩玄さん著の小説、「野ブタ。をプロデュース」。

ご存知の方も多いでしょうが、
KATTUNの亀梨和也さん、当時newsの山下智久さん主演でテレビドラマでも放映され、大人気女優の堀北真希さんが脚光を浴びるきっかけになった作品です。

修二と彰としてリリースした、「青春アミーゴ」も、100万枚のセールスを超える大ヒットを記録し、
輝かしい記録と記憶に残るドラマになりました。

その原作ですが、大筋の部分はほぼ同じ構成ですが、別の物語といってもいい内容でした。

どっちなんだ!?と思われると思いますが、そもそも転校してくるいじめられっ子の性別が違います。
ネタバレはこれだけにしますが、それだけでまったく違う物語になりますよね。

一見、バットエンドと思える原作ですが、なんちゃって文化人的には、この結末の方が人間くさくて好きです。


2012年10月20日土曜日

有限と微小のパン THE PERFECT OUTSIDER

こんにちは、なんちゃって文化人です♪

【送料無料】有限と微小のパン [ 森博嗣 ]
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価格:1,200円(税込、送料込)


長らくかかって読み続けていた森博嗣さん著のS&Mシリーズの最終作。
文庫本で900ページ近くに及ぶ超大作です。

このシリーズの最初は「THE PERFECT INSIDER」でしたので、
最後が「THE PERFECT OUTSIDER」で締めくくられるとは、
さすがシリーズ通してウィットの効いたトリックを見せ続けていただいた最後もきっちり締めていたいた感があります。

内容は、もちろんミステリーですが、これまたいつものとおり、いや作中で「天才」とされている人物がいたせいか、いつもにまして「完璧な人間」という概念についての考察のようなものが、
難解に、それでいて共感できる形で描かれていました。

まあ、凡人のなんちゃって文化人には「よく、わからない」世界でしたが。

相変わらず、余計な複線はまったく拾わず、必要なメインの物語のみを完結させて読み応えのある作品でした。

2012年9月29日土曜日

数奇にして模型 NUMERICAL MODELS

こんにちは、なんちゃって文化人です♪


【送料無料】数奇にして模型 [ 森博嗣 ]
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価格:990円(税込、送料込)

今回は、モデラを取り巻く物語。

今回の物語のなんちゃって文化人的キーは、
”常識や当たり前、価値観、思考は人それぞれまったく違う”
ということ。

「変わっていると言われるけど、そういう人たちは必ず自分より変わっている」
作中で出てくるこの一言に、今回の物語は集約されていたような気がします。

今回は、芸術家が多く登場したせいか、それとも意図的であったのか、
思考の観点も芸術的な部分が多く、やや難解な印象ですが、
心地よいほどその思考を体感できた作品でした。

さて、今回は3つほど名言を紹介したいと思います。

・決して他人の不幸を無視するわけではない。ただ、全ては誰かから搾取することによって得られる幸せなのだ。どこかで誰かが不幸になっているのである。どこに「不謹慎」の境があるのだろう。
社会のため、正義のためと言い訳するのは悪いことではないが、本心からそれを信じているなら明らかに偽善だ。もし本当にそうなら、警察も、政治かも全てはボランティアで成り立つはずである。

→長々と書きましたが、全ての幸せが誰かの不幸から成り立っている、という部分が衝撃的でした。確かにそのとおりです。

・相手にどう呼ばれるか、ということも、本人の機能、すなわちデザインである

→なんちゃって文化人も、いろんな人からいろんな呼ばれ方をします。それはこちらからお願いしたわけではなく、相手が自分に抱いているデザインから来るものである、と考えると非常にしっくりくる気がします。

・なるべく統一された思考に身を任せたい欲求が人間にはある

→常識という多数派にいたいと感じることと同意ですね。自分の価値観を大切にしようと考えているからこそ、この言葉は逆の意味でしっくり来ました。

2012年9月22日土曜日

今はもうない SWITCH BACK

こんにちは、なんちゃって文化人です♪

【送料無料】今はもうない [ 森博嗣 ]
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森博嗣さん著のS&Mシリーズ第8作。

またしても、先入観というものがいかに自分の中を支配してるかを痛烈に印象付けられました。

今回の作品は最初から不思議だったのです。

なぜか、とある登場人物の第一人称で物語が進んでいる。
なぜか、犀川先生の出番がまったくない。(余計な部分として語られている)
なぜか、特に後半、物語で語られることにちぐはぐさが出てくる。

そんな中で、今までのS&Mとはまた違った雰囲気のストーリーを読んでいました。

違った雰囲気だったから気がつきましたが、なんちゃって文化人は
犀川先生の話、雰囲気、考え方が好きなんですね。
そう、大体登場人物、特に犯人となる人の考え方にも共感が出来ます。

そういう意味では、今回の作品はちょっと詩的な要素もあってか、
ちょっと、もやっとしました。

が、最後は、先入観の殻をぶち破ってもらったので、すっきり悔しかったです。
結局、題名は副題含めて、意味のあるもの、、、ということです。

やっぱり、面白いシリーズです。このまま後2冊、一気に読みきろうと思います。

2012年9月16日日曜日

白銀ジャック

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【送料無料】白銀ジャック [ 東野圭吾 ]
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ここ10年以上、雪山に行っていないなんちゃって文化人ですが、
舞台は雪山。

いい意味で、非常に素直なサスペンスでした。
ミステリーのように、取り立てて謎があるわけでもなく、
犯人との駆け引きを楽しむ、そんな作品です。

その中に、さすが東野圭吾さんとでも言うべきひねりが加えられていて、
ミステリー小説が好きな人が読んでも十分満足を得ることができる作品だと思います。

2回目読み返してみると、それぞれがそれぞれの思惑で行動していた意味が
わかって、さらに深くこの作品を知ることができました。

こういう作品は、映像化しやすそうですね。

2012年9月15日土曜日

夏のレプリカ REPLACEABLE SUMMER

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【送料無料】夏のレプリカ [ 森博嗣 ]
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森博嗣さん作のS&Mシリーズ。
前作の「幻惑の死と使途」と平行して発生する事件を描いている本作。

「幻惑の死と使途」では複線として書かれていて、いつ出てくるんだろうと思いながら読み終わっていた内容がきっちり1つの物語として描かれていました。

幻惑の死と使途は奇数章しかなく、マジシャンの物語だからかな?と思っていたら、
この作品は全て偶数章です。
(各章の副題も"奇"と"偶"がついています。)
このあたりの遊び心が、いいです。

今回はいつも以上に、人の心の中の描写が多かったような気がします。
それは、登場人物の境遇に配慮したからでしょうか?
前回はイリュージョン、今回は詩的な印象を得ました。

日本人はイリュージョンも推理小説も解くために見る、アメリカ人はショーとしてみる。
この違いは大きいと思いますが、解くために見る人にはいい作品かもしれません。
なんちゃって文化人程度が作中抱いた違和感を信じて考えた仮説で、
ほぼトリック自体は合っていました。物事は複雑に見えてシンプルです。

さて、なんちゃって文化人的名言をひとつ
・人の名前に刻まれたものは、消えない
 自分自身を変えることを自分自身が拒否をするという現象を経験する人はいると思います。
 他人から見た自分も、第一印象から意識付けられてしまって、
 しばらく経ってから再会したときにその人が変わっていても、
 やっぱり前のイメージは簡単には消えない。第一印象って重要です。




2012年9月7日金曜日

幻惑の死と使途 ILLUSION ACTS LIKE MAGIC

こんにちは、なんちゃって文化人です♪


【送料無料】幻惑の死と使途 [ 森博嗣 ]

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森博嗣さん著のS&Mシリーズ後半戦第一作。
今回はマジック(不思議)を題材にした物語。

最後のあとがきを書かれていたのが引田天功さん(Wikipedia)でした。
イリュージョニストとして、海外でも人気の高い方ですが、あの方2代目だったんですね。
知らなかったです。
冒頭で、
「マジック」に一番ふさわしい言葉は「死」だと思うのです。
と、書かれていたのが非常に印象的でした。
そのマジック、そして、音と証明、出演者、衣装、プロップス、背景を総じて演出するものが
イリュージョンなのだそうですが、並大抵の努力と覚悟ではないと感じることができました。

そして、作中の登場人物もそれ相応の覚悟を持った人だったのでしょう。
こだわりを随所に感じる場面が多かったです。
きっとマジック好きの人が読むと面白い作品だと思います。
題名の「幻惑の死と使途」、今回の作品の内容もそのまま、です。

作中にもありましたが、身の回りは不思議なことに満ち溢れています。
よくシリーズに出てきますが、自然は自然といった瞬間に自然ではないということは、
すごくよくわかる気がします。
が、それは置いておいても、自分が生活するに当たり、
それらを鵜呑みにしないと生きていけません。
全てを理解するには時間が足りませんし、複雑すぎます。
作中の主人公格は、このような複雑な思考をよく繰り返します。
きっと、自分にはできないこの思考に触れることができるのがなんちゃって文化人にとって
魅力的なのではないかと思います。

さて、今回もなんちゃって文化人的名言を紹介します。

・「人間の狂気」あるいは「経済的な妥協」という不等号で切り取る
 という手法以外によって作られた人工物は、未だかつてない
 
 すごいですね、作者の表現ですが、ほんとそのとおりだと思います。
 「妥協」として、さらに不等号なところが人間らしい曖昧さを表現していると思いました。

・偏った価値観から自分を守りたかったら、自分の目と耳を頼りにすること
 
 これは、いろんなところで別の表現で書かれていますが、
 マスコミにしても、文献にしても、他人の価値観を刷り込まれてますからね。
 以前に同シリーズであった、「定義とは自分でするもの」という言葉は今でも残っています。
 やりすぎると自分勝手、自己中と言われそうですが、
 人生一回きりですし、自分の思ったとおり生きるのがいいですよね。

そういえば、一個、拾われていない複線がありましたが、それは次の作品なのかな?

2012年9月1日土曜日

古畑任三郎2

こんにちは、なんちゃって文化人です♪
【送料無料】古畑任三郎(2) [ 三谷幸喜 ]
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価格:509円(税込、送料込)


有名すぎる作品ですが、テレビドラマでも大ヒットした、三谷幸喜さんの
「古畑任三郎」をノベライズしたその名も「古畑任三郎2」です。

1に引き続き2も速攻で読んでしまいました。
「古畑任三郎1」に出てきた作品もそうですが、「古畑任三郎2」の作品も
テレビドラマで見た記憶がありませんでした。

【送料無料】古畑任三郎 1st Season DVDBOX
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さすがに一気に10話も読むと、若干消化不良気味になります。
いくら面白くても、続けば飽きます、気をつけましょう。

やはり「古畑任三郎」はあのねちっこさがキモですね。
自分が犯罪者側だったら、あのねちっこさはたまったものではありません。

2012年8月31日金曜日

古畑任三郎1

こんにちは、なんちゃって文化人です♪
【送料無料】古畑任三郎(1) [ 三谷幸喜 ]
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価格:509円(税込、送料込)


有名すぎる作品ですが、テレビドラマでも大ヒットした、三谷幸喜さんの
「古畑任三郎」をノベライズしたその名も「古畑任三郎1」です。

どうやら、1、2とあるのですが、Season1のうち10作品を2冊に分けてノベライズしたらしいです。
何度かなんちゃって文化人もテレビで作品を見たことがありますが、
「古畑任三郎1」に出てきた作品の記憶がありません。

【送料無料】古畑任三郎 1st Season DVDBOX
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それもそのはず、このように4th Seasonまで放送されていたんですね、知らなかったです。
あの、田村正和さん演じる強烈な(ずうずうしい?)キャラクターはノベライズでも顕在です。

「古畑任三郎」の面白いところは、犯人も犯行も最初からわかっていて、
その上で、古畑任三郎がどの矛盾点で犯人を断定し、追い詰めていくか、
つまり、視聴者、読者側も古畑任三郎と推理競争ができる点だと思います。

特に小説は後書きにもありましたが、犯人視点で描かれていて、
作品によっては、古畑任三郎と同じタイミングで断定につながる証拠をつかむこともできる内容で、
読み応えは十分あると思います。

2012年8月26日日曜日

MW -ムウ-

こんにちは、なんちゃって文化人です♪


【送料無料】MW [ 司城志朗 ]
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今回は、手塚治さんの描いた戦慄のサスペンス漫画「MW(ムウ)」を
映画化した作品をノベライズ化したそのままですがMW(ムウ)を読みました。

一番最初にこの作品に触れたのは、映画公開前にテレビで放送していた
「MW -ムウ- 第0章 ~悪魔のゲーム~ 」
でした。
佐藤健さんが主演で、非常に面白かったです。後に本編も映画で見ますが、
物語の主人公の1人を演じていた玉木宏さんがはまり役だなと感じたことを覚えています。

次に触れたのは、手塚治さんが書いた原作漫画。
これで本編をはじめて読みました。
当時としては非常に斬新で、戦慄な内容だったのではないかと思います。

その後映画を見ました。
やはり、玉木宏さんが演じる冷徹な主人公がはまり役で面白かったです。

で、ようやくノベライズにたどり着くのですが、内容はほとんど同じですが、
一部映像や漫画では描けない部分が付け加えられていたりしました。
それが、小説化するメリットではないかと思います。

全ての作品が、手塚治さんを尊敬し、その作品の意図しているところを忠実に再現する形で
作られているよう、そのうえで原作が作られた時代から現在に至るまでの時代の変化を
加えてアレンジされているように感じました。

手塚治さんの作品では「地上最大のロボット」が「PLUTO」として
浦澤直樹氏によってリメイクされましたが、
やはり、マンガの神様の作品は偉大です。


2012年8月24日金曜日

まどろみ消去 Missing under the mistletoe

こんにちは、なんちゃって文化人です♪


【送料無料】まどろみ消去 [ 森博嗣 ]

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価格:650円(税込、送料込)



森博嗣さん著の短編小説。
今のところS&Mシリーズしか読んでこなかったので、こういう作風もできるんだと
新鮮な気持ちで読むことができました。

まどろみ消去、いろんな解釈があると思いますが、
自分としては、各物語の途中はまどろんでいる(もやもやしている)のが、
最後の落ちでそれがなくなって、ぱっと物語が完結する。
そんなイメージを持ちました。

それにしても、夢オチに代表するように○○オチというのがいろいろありますが、
こんなにもいろいろなオチが存在するとは、、、
そしてなんと自分の頭(考え)が凝り固まっているとは。。。

かの有名なアインシュタインも、
「常識とは18歳までに身につけた偏見のコレクションである」
と、言っていますが、
なんともこの固定概念というのは、柔軟な思考に邪魔なものだと再認識させられました。

頭(考え)が固い!と言われているけど、自己啓発本を読むのはなぁ~と、
思っている人にはもってこいではないでしょうか。
1冊読み終わるまでには、自分自身の持つ固定概念というものが見えてくると思います。

すごく楽しい一冊でした。

2012年8月18日土曜日

プリンセス・トヨトミ

こんにちは、なんちゃって文化人です♪



今回は、プリンセス・トヨトミ。
これは、先に映画を見た作品です。
好きな俳優である、堤真一さん、人気俳優/女優の岡田将生さん、綾瀬はるかさんが出ていて
題名から創造できない内容の作品でした。

またしても映画との対比になりますが、
この作品は、小説と映画がパラレルワールドのような位置づけになっていて、
後で読んだ小説も新鮮な気持ちで読むことができました。

作品の感想ですが、これは男性にはぜひ読んでもらいたい作品ですね。
男心がわからない、と嘆いている女性にも。

題名はプリンセスですが、男として守るべきものがあるということ、
そして、男と男の約束とは?みたいなテーマが描かれた作品だと感じました。

もちろん、そんなに暑苦しくないです。

それにしても、小説と映画をあのように設定してパラレルワールドにしたことは
(設定上、せざるをえなくなりますが)
すごくいい効果を発揮したんじゃないかなと思います。



さて、なんちゃって文化人的名言が3つあったので紹介します!

・「世の中で一番難しいことは、ずっと正直な自分であること」
  ほんま、そうやな~って、思います。

・「自分が大切やとおもうものは、自分で守れ」
  自分で守れる力がほしい、と思いました。

・「知らなかったんです。」という言い訳は、単なる怠慢の自己申告に過ぎない。
  仕事でも、プライベートでも、重要なひと言だと思います。
  これを言う側は、これで切り抜けられると思うかもしれませんが、
  言われる側になると、まったく物事が進みませんし。。。
  自分もこれを言わないように、心がけます。

ちなみに作者は、万城目学さん。「まきめまなぶ」と読むそうです。
思いっきり「まんじょうめまなぶ」だと思ってました。
浦沢直樹さんの20世紀少年の万城目先生の印象が強かったので。。。蛇足でした。

2012年8月12日日曜日

封印再度 WHO INSIDE

こんにちは、なんちゃって文化人です♪


【送料無料】封印再度 [ 森博嗣 ]

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久しぶりに森博嗣さん著のS&Mシリーズに戻ってきました。
相変わらず、なぜかひきつけられる作品です。

今までも、題名と副題が大きな鍵、ヒントになっていることの多かったこのシリーズですが、
今回の作品は、森さんって、どんな脳みそしてるのかな?と不思議になるほど
物語に深くかかわりつつ、考えられていました。

封印再度 = 再度封印する もしくは 再度封印することを選ぶか?
Who inside = 誰が中にいたのか?

まさに異語同音の異文化コミュニケーションともいえよう2つの言葉ですが、
この2つの言葉が物語のテーマでした。

題名が決まって、物語が決まるのか?
物語が決まって、最後に題名が決まるのか?

いずれにしても、同じ理系脳でも出来が違うロジックに感動です。

さて、少しずつS&Mの物語は進行し、次の短編集でようやく第一幕が終了です。



2012年8月5日日曜日

バースディ the Birthday

こんにちは、なんちゃって文化人です♪

【送料無料】バースデイ [ 鈴木光司 ]
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一気に読みました、鈴木光司さん著の超有名作「リング」シリーズの完結編、バースディ。

短編が3作、
リングの前
らせんのサブストーリー
ループの後
と、3部作を補完するような物語。

個人的には、リングの前の物語、レモンハートが印象的です。
これは「リング0、バースディ」として、映像化されている作品ですが、
貞子の過去をモチーフにしていて、幾分人間らしい貞子が垣間見えて、
この作品が、単なるホラー小説ではなく、
非常に学術的要素を含んだ頭のいい小説であることを改めて感じさせてもらいました。

リング、らせん、ループは全部輪廻を想像させる題名でしたが、
最後に誕生を意味するバースディを題名に持ってくるあたりが、さすがだなと思うところです。


2012年8月3日金曜日

ループ Loop

こんにちは、なんちゃって文化人です♪

【送料無料】ループ [ 鈴木光司 ]
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リング3部作?の最後であり、リングの謎を解きあかすループ。
の、はずががらっと雰囲気も、内容もまったく違う。。。というのが最初の印象。

いつかどこかで、つながるはずだと読み進めていきました。

ネタバレはよくないので、書きませんが、
リングで描かれた非現実的現象、らせんで描かれた現実を
どうくっつけるのかと思いましたが、超科学で結びつけるとは。。。超越してます。

ミステリー小説を読んでいるからか、途中からあれ?これは。。。と、
思ってしまった自分がちょっと悲しいですが、この壮大な物語を読んでよかったです。

よく考えたら、
リング、らせん、ループ
すべて、輪廻ですね。輪廻の究極といえば、生死を輪廻することかなと思いますが、
それを医学的に、そして非現実的に描いた物語、
それがこの3部作で描かれたものだと感じました。
リングが一番有名ですが、そこで描かれているホラーの部分はほんと一部って感じです。
ここまで読んで、1つの物語が完結です。

次は、物語を細くするバースディで本当の完結です!

2012年7月29日日曜日

らせん the Spiral.

こんにちは、なんちゃって文化人です♪

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読みました、「らせん」

すごくよかったです。
リングはホラーでしたが、らせんはミステリーサスペンスだと感じるほど、
リングで提示された謎を解明していく、そしてそこからループ、バースディへつながる複線。。。

リングの結末から、想像していた物語とはまったく内容が違っていて驚き、
そして非現実的ともいえるホラーが、現実的な可能性になっていく感じ。
と、思ったら最後いきなりまた非現実的な終わり方。

飽きることなく、最後まで楽しめました。
鈴木光司さんの頭の良さと、
すごく勉強をされてこの作品を作られたんじゃないかという感嘆も感じます。

ただ、ゆえに人によっては少し難解なところがあるかもしれません。 映像版もちょっと見てみたい気がします。。。

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2012年7月15日日曜日

リング the Ring

こんにちは、なんちゃって文化人です♪

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超能力つながり。。。というわけではないですが、
先日Gyaoで特別にタダで見れる機会があって、
久々に映像を見たこともあり、この有名すぎるホラー小説を初めて読みました。
(もちろん、続編のらせん、ループ、バースディまで購入済み)

知っているはずのストーリーなのに、
引き込まれるような感覚に陥るほど、すばらしい作品だと思います。
恐怖感はやはり、映像の方が大きいですが、
なぜ、こういう行動があり、ここがこうなっているんだ??
と、映像を見ただけではわからなかったことが理解できましたし、
また、貞子自身も、映画よりもより人間らしく描かれていて、
全てにある種の納得感を覚えることが出来ました。

と、同時に映画「リング」は、
小説の内容を崩さず、それでいてオリジナリティを含め、
世界観を再現し、伝えたい部分が伝わっていた、
非常に完成度が高い作品だったと改めて感じます。


続編の「らせん」が楽しみです。

2012年7月14日土曜日

鳩笛草

こんにちは、なんちゃって文化人です♪

【送料無料】鳩笛草 [ 宮部みゆき ]
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宮部みゆきさん著の短編集。

あまり短編集は購入していないのですが、この間会社でクロスファイアを読んだと話したときに、
「それは、燔祭を読まないと、完結しない!」
と、言われまして、今回晴れて読んだ次第です。

物語としては、書いた順番も、時系列も 燔祭→クロスファイアなんですね。

この本自体には、燔祭を含め3作品収録されています。
どれも、「超能力」といわれる能力を持った女性の話です。

能力を持つ人間には、苦悩もあり、
優越感もあり、そして失うことへの恐怖、当惑、そして持つことに対する強い意志、
サスペンスですが、いろいろな感情が描かれている作品だと思います。

女性の作者だからこその視点で描かれていてすっきり読めました。

ちなみに、クロスファイアの主演女優さんは矢田亜希子さんだったんですね。


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2012年7月7日土曜日

ゼロの焦点

こんにちは、なんちゃって文化人です♪

【送料無料】ゼロの焦点改版 [ 松本清張 ]
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松本清張さん作品で、広末涼子さん、中谷美紀さん、木村多江さんら
が出演で映画化もされた有名な作品です(*^▽^*)

何を隠そう、わたくしもこの作品は先に映画で見ました(‐^▽^‐)

新婚ほやほやで夫が失踪し、それを探す妻の物語。
その心情を現すように、
映画自体も暗い雰囲気がよく出ていい作品だったので頭に残っていて、
ふらっと立ち寄ったブックオフにあったので、思わず衝動買いしました。

結構前に映画を見たにもかかわらず、意外と映像が頭に残っていて、
それをフラッシュバックしながら読んでいたのですが、
よくありがちな映画と小説ではまったく感じが違うということもなく、
映画がよく作りこまれていたのだと、改めて感じさせてもらいましたヽ(*'0'*)ツ
(もちろん、最後の終わり方だったりは違いますけど)

プロではなく、素人である主人公が、夫の失踪の謎にたどり着くためには、
??と思ったことについて、徹底的に考え調べ追求して行くだけ、
そこにどんな事実があっても、受け止めていく主人公の強さはすごいです。

実社会でも、疑問はないがしろにせずしっかり確認しろ!
と、言うことですかねぇ・・・(((( ;°Д°))))

昭和、とりわけ戦後の混乱を背景に描かれた作品は、
自分たちが生きている今の時代と本質はあまり変わらないのかもしれない、
と感じさせてくれる作品でした。

【送料無料】ゼロの焦点 [ 広末涼子 ]
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2012年7月4日水曜日

魔術はささやく

こんにちは、なんちゃって文化人です♪

【送料無料】魔術はささやく [ 宮部みゆき ]
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魔術ということで、前回のクロスファイアと同じく、
僕の中での非現実超常現象系かと思いましたが、幾分現実的な感じでした(笑)

一見関連性のない事件が1つにつながって行く、でも見えてこない犯人像。
宮部みゆきさんらしい複線もあり、やがて現れる犯人。。。って、
途中で犯人わかっちゃうし!
そこから、主人公がした選択、主人公は物語を通じて強くなって行きましたね、
普通の男の子が解決して行くストーリーだから、その成長もひとつの魅力なのかな?

後半にかけて、一気に複線がつながって、解決につながっていく分、
前半はサスペンスっぽくって、どうなるんだ?誰なんだ犯人?とずっと??で読めました。
そういう物語は、後でなるほど~って思う度合いが大きくてそれもまたよし(^^)b

本文から、抜粋↓↓↓
人間には2種類いる
・出来ることでも、そうしたくないと思ったらしない人間
・出来ないことでも、そうしたいと思ったらなんとしてでもやる人間
どちらがいい悪いではない、悪いのは自分の意思で選択したことに言い訳を作ることだ。
自分のしたことは全て最後は自分が選択したこと、ならばそれに対して言い訳を見つけちゃいけないし、言い訳をしちゃいけない。

いいこと言うな~、と思ってメモしました♪

2012年6月23日土曜日

詩的私的ジャック Jack The Poetical Private

こんにちは、なんちゃって文化人です♪

【送料無料】詩的私的ジャック [ 森博嗣 ]
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森博嗣氏作のS&Mシリーズ第4段。
そう、もう4作目なんですが、初めてこれがシリーズで、
しかも世間一般的にはS&Mシリーズといわれていることを知りました( ̄□ ̄;)

今回は、主役の1人が海外出張に出かけ、もう1人がメインで活躍しつつ、
大人になっていく様も描かれていて、順を追って読んでいるので、
僕自身も時間の経過が楽しめてよかったです(^O^)/

このシリーズが好きなことのもうひとつに、
きっと、視点が主役の2人にあり、うち1人はとにかく興味のないことには無関心であるため、
被害者など、悲痛な感情の表現される部分が少ないことがあるかもしれません。

純粋にミステリーを楽しめる作品です≧(´▽`)≦

ちなみに、初めて本の題名が作中に出てきてました~意味がわからなかったですが(笑)

2012年6月9日土曜日

笑わない数学者 Mathematical Goodbye

こんにちは、なんちゃって文化人です♪

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著者の森博嗣さんもおススメ(Wiki情報)のようです、この作品(●´ω`●)ゞ

今回は、いつもの事件とプラスして、謎解きもあって面白かったです。

作品中でもあったように、読んでいるうちになんとなくこういうことかな~~と、
事件の大枠はわかったのですが、後もう一歩確証が説明できない感じでした┐( ̄ヘ ̄)┌<

その一歩は本当にトゥリビアルなことでしたが、
その一歩がわからん~、実際そういう場面に遭遇したくはないですが、
その場に行って体験したいと思いましたΣ\( ̄ー ̄;)

人類史上最大のトリックは?という問いかけをテーマにした謎解きでしたが、
個人的にはその存在を証明できないものを、あることだと人に意識付けたこと思いましたが、
人類史上最大のトリック、、、なるほど( ̄∇ ̄+)

☆なんちゃって文化人的名言集☆
「自由な思想のためには日常を滅却すること、定期は自らして意味があるものとなる」
常識というなの偏見に捕われることは、確かに柔軟な思想を妨げますね(´・ω・`)

「人は自分の生き様を見せる以外、他人に教えることはできない」
ほんと、そうだと思います。

やっぱり、いい作品ですヾ(@°▽°@)ノ

殺人の門

こんにちは、なんちゃって文化人です♪

【送料無料】殺人の門 [ 東野圭吾 ]
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おどろおどろしい題名ですが、自分が感じた感想は
「二人の男の友情の物語」です。

一方は、裕福な家に生まれ、そして転落の人生を歩む中で、人を殺すということに魅了され、実行に移そうとするが、移せない・・・という人物(´・ω・`)

もう一方は、貧乏な家に生まれ、そして成り上がっていく人生の中で、その徹底振りから、友人と呼べる人間はいないが、人に刺激を与え続けた人物(。>0<。)

この二人の人生は、遠いようで近く、そしてその因果は1年2年ではなく、20年ほど続く長い長いストーリー。
白夜行や、幻夜の主人公とその主人公を愛する男性のようなイメージがありました(・ω・)/

物語は裕福に生まれた方の視点で常に描かれていますが、
もう一方の人物はどういう気持ちや感情を抱いていたのかとても気になりました(。>0<。)

そして、転落から這い上がろうとする主人公に兆しが見え始めたら転落する人生、
そして、そこに必ず関係してくる友人(と表現する人物)。
全てのなぞが解明されたとき、主人公がどんな行動をとるのか、
久しぶりにラストが気になって仕方がなかった一冊です♪

途中、詐欺や、だましのテクニックなどが出てくるので、勉強にもなる一冊でした(*^▽^*)

探偵ガリレオ

こんにちは、なんちゃって文化人です♪


【送料無料】探偵ガリレオ [ 東野圭吾 ]
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大好きな「容疑者Xの献身」の、第一部作品?になるのか知らないですが、
ガリレオシリーズo(^-^)o

短編が5つの構成でした、長編1話だと思っていたので、
虚を衝かれましたが、逆にすぐに読めて、面白かったです(o^-')b

先日の森博嗣さんの作品もそうですが、やっぱり理系ミステリーは面白いです≧(´▽`)≦
主人公側、犯人側、逮捕、そしてトリックの謎解きという構成で、テンポもいいし、
逮捕された犯人がわかる前に自分で推測(`ε´)
犯人がわかってからトリックの推理(#`ε´#)
そして、答え合わせo(TωT )
と、自分で自分の推理を展開できるのがいい(*゚.゚)ゞ

しかも短編なので、無駄な部分がなく、推理小説初心者の人でも楽しめる一冊だと思います♪

ちなみに、湯川助教授は佐野四郎さんが、ある作品で実際に演じた役をイメージしてキャラクタライズされたらしいですヽ(*'0'*)ツ
豆知識(@ ̄Д ̄@;)

【送料無料】ガリレオ DVD-BOX [ 福山雅治 ]
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