2012年8月31日金曜日

古畑任三郎1

こんにちは、なんちゃって文化人です♪
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有名すぎる作品ですが、テレビドラマでも大ヒットした、三谷幸喜さんの
「古畑任三郎」をノベライズしたその名も「古畑任三郎1」です。

どうやら、1、2とあるのですが、Season1のうち10作品を2冊に分けてノベライズしたらしいです。
何度かなんちゃって文化人もテレビで作品を見たことがありますが、
「古畑任三郎1」に出てきた作品の記憶がありません。

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それもそのはず、このように4th Seasonまで放送されていたんですね、知らなかったです。
あの、田村正和さん演じる強烈な(ずうずうしい?)キャラクターはノベライズでも顕在です。

「古畑任三郎」の面白いところは、犯人も犯行も最初からわかっていて、
その上で、古畑任三郎がどの矛盾点で犯人を断定し、追い詰めていくか、
つまり、視聴者、読者側も古畑任三郎と推理競争ができる点だと思います。

特に小説は後書きにもありましたが、犯人視点で描かれていて、
作品によっては、古畑任三郎と同じタイミングで断定につながる証拠をつかむこともできる内容で、
読み応えは十分あると思います。

2012年8月26日日曜日

MW -ムウ-

こんにちは、なんちゃって文化人です♪


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今回は、手塚治さんの描いた戦慄のサスペンス漫画「MW(ムウ)」を
映画化した作品をノベライズ化したそのままですがMW(ムウ)を読みました。

一番最初にこの作品に触れたのは、映画公開前にテレビで放送していた
「MW -ムウ- 第0章 ~悪魔のゲーム~ 」
でした。
佐藤健さんが主演で、非常に面白かったです。後に本編も映画で見ますが、
物語の主人公の1人を演じていた玉木宏さんがはまり役だなと感じたことを覚えています。

次に触れたのは、手塚治さんが書いた原作漫画。
これで本編をはじめて読みました。
当時としては非常に斬新で、戦慄な内容だったのではないかと思います。

その後映画を見ました。
やはり、玉木宏さんが演じる冷徹な主人公がはまり役で面白かったです。

で、ようやくノベライズにたどり着くのですが、内容はほとんど同じですが、
一部映像や漫画では描けない部分が付け加えられていたりしました。
それが、小説化するメリットではないかと思います。

全ての作品が、手塚治さんを尊敬し、その作品の意図しているところを忠実に再現する形で
作られているよう、そのうえで原作が作られた時代から現在に至るまでの時代の変化を
加えてアレンジされているように感じました。

手塚治さんの作品では「地上最大のロボット」が「PLUTO」として
浦澤直樹氏によってリメイクされましたが、
やはり、マンガの神様の作品は偉大です。


2012年8月24日金曜日

まどろみ消去 Missing under the mistletoe

こんにちは、なんちゃって文化人です♪


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森博嗣さん著の短編小説。
今のところS&Mシリーズしか読んでこなかったので、こういう作風もできるんだと
新鮮な気持ちで読むことができました。

まどろみ消去、いろんな解釈があると思いますが、
自分としては、各物語の途中はまどろんでいる(もやもやしている)のが、
最後の落ちでそれがなくなって、ぱっと物語が完結する。
そんなイメージを持ちました。

それにしても、夢オチに代表するように○○オチというのがいろいろありますが、
こんなにもいろいろなオチが存在するとは、、、
そしてなんと自分の頭(考え)が凝り固まっているとは。。。

かの有名なアインシュタインも、
「常識とは18歳までに身につけた偏見のコレクションである」
と、言っていますが、
なんともこの固定概念というのは、柔軟な思考に邪魔なものだと再認識させられました。

頭(考え)が固い!と言われているけど、自己啓発本を読むのはなぁ~と、
思っている人にはもってこいではないでしょうか。
1冊読み終わるまでには、自分自身の持つ固定概念というものが見えてくると思います。

すごく楽しい一冊でした。

2012年8月18日土曜日

プリンセス・トヨトミ

こんにちは、なんちゃって文化人です♪



今回は、プリンセス・トヨトミ。
これは、先に映画を見た作品です。
好きな俳優である、堤真一さん、人気俳優/女優の岡田将生さん、綾瀬はるかさんが出ていて
題名から創造できない内容の作品でした。

またしても映画との対比になりますが、
この作品は、小説と映画がパラレルワールドのような位置づけになっていて、
後で読んだ小説も新鮮な気持ちで読むことができました。

作品の感想ですが、これは男性にはぜひ読んでもらいたい作品ですね。
男心がわからない、と嘆いている女性にも。

題名はプリンセスですが、男として守るべきものがあるということ、
そして、男と男の約束とは?みたいなテーマが描かれた作品だと感じました。

もちろん、そんなに暑苦しくないです。

それにしても、小説と映画をあのように設定してパラレルワールドにしたことは
(設定上、せざるをえなくなりますが)
すごくいい効果を発揮したんじゃないかなと思います。



さて、なんちゃって文化人的名言が3つあったので紹介します!

・「世の中で一番難しいことは、ずっと正直な自分であること」
  ほんま、そうやな~って、思います。

・「自分が大切やとおもうものは、自分で守れ」
  自分で守れる力がほしい、と思いました。

・「知らなかったんです。」という言い訳は、単なる怠慢の自己申告に過ぎない。
  仕事でも、プライベートでも、重要なひと言だと思います。
  これを言う側は、これで切り抜けられると思うかもしれませんが、
  言われる側になると、まったく物事が進みませんし。。。
  自分もこれを言わないように、心がけます。

ちなみに作者は、万城目学さん。「まきめまなぶ」と読むそうです。
思いっきり「まんじょうめまなぶ」だと思ってました。
浦沢直樹さんの20世紀少年の万城目先生の印象が強かったので。。。蛇足でした。

2012年8月12日日曜日

封印再度 WHO INSIDE

こんにちは、なんちゃって文化人です♪


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久しぶりに森博嗣さん著のS&Mシリーズに戻ってきました。
相変わらず、なぜかひきつけられる作品です。

今までも、題名と副題が大きな鍵、ヒントになっていることの多かったこのシリーズですが、
今回の作品は、森さんって、どんな脳みそしてるのかな?と不思議になるほど
物語に深くかかわりつつ、考えられていました。

封印再度 = 再度封印する もしくは 再度封印することを選ぶか?
Who inside = 誰が中にいたのか?

まさに異語同音の異文化コミュニケーションともいえよう2つの言葉ですが、
この2つの言葉が物語のテーマでした。

題名が決まって、物語が決まるのか?
物語が決まって、最後に題名が決まるのか?

いずれにしても、同じ理系脳でも出来が違うロジックに感動です。

さて、少しずつS&Mの物語は進行し、次の短編集でようやく第一幕が終了です。



2012年8月5日日曜日

バースディ the Birthday

こんにちは、なんちゃって文化人です♪

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一気に読みました、鈴木光司さん著の超有名作「リング」シリーズの完結編、バースディ。

短編が3作、
リングの前
らせんのサブストーリー
ループの後
と、3部作を補完するような物語。

個人的には、リングの前の物語、レモンハートが印象的です。
これは「リング0、バースディ」として、映像化されている作品ですが、
貞子の過去をモチーフにしていて、幾分人間らしい貞子が垣間見えて、
この作品が、単なるホラー小説ではなく、
非常に学術的要素を含んだ頭のいい小説であることを改めて感じさせてもらいました。

リング、らせん、ループは全部輪廻を想像させる題名でしたが、
最後に誕生を意味するバースディを題名に持ってくるあたりが、さすがだなと思うところです。


2012年8月3日金曜日

ループ Loop

こんにちは、なんちゃって文化人です♪

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リング3部作?の最後であり、リングの謎を解きあかすループ。
の、はずががらっと雰囲気も、内容もまったく違う。。。というのが最初の印象。

いつかどこかで、つながるはずだと読み進めていきました。

ネタバレはよくないので、書きませんが、
リングで描かれた非現実的現象、らせんで描かれた現実を
どうくっつけるのかと思いましたが、超科学で結びつけるとは。。。超越してます。

ミステリー小説を読んでいるからか、途中からあれ?これは。。。と、
思ってしまった自分がちょっと悲しいですが、この壮大な物語を読んでよかったです。

よく考えたら、
リング、らせん、ループ
すべて、輪廻ですね。輪廻の究極といえば、生死を輪廻することかなと思いますが、
それを医学的に、そして非現実的に描いた物語、
それがこの3部作で描かれたものだと感じました。
リングが一番有名ですが、そこで描かれているホラーの部分はほんと一部って感じです。
ここまで読んで、1つの物語が完結です。

次は、物語を細くするバースディで本当の完結です!