2012年11月10日土曜日

キマイラの新しい城

こんにちは、なんちゃって文化人です♪



殊能将之さん著の作品を久しぶりに読みました。
なかなか古本屋さんに出回らない作品なので、入手するのに苦労しました。

今回も主人公は石動戯作とアントニオ、
正にシャーロックホームズとワトソンのような、ダメな探偵と優秀な助手のコンビ。

今回も、前回読んだ黒い仏と同じく、
普通のミステリーではなく、
時代描写の緻密さや、レトリックにも富んでいて、
正にミステリーの枠を超えたエンターテイメント作品になっていました。

真実は小説よりも奇なり、とはよくいいますが、
シンプルすぎる真実が、勘違いや、思い込みやいろいろな理由によって
複雑な物語となっているからこそ、楽しめるし、最後ですっきり?終われる作品です。