2012年12月31日月曜日

激流(上)

こんにちは、なんちゃって文化人です♪

【送料無料】激流(上) [ 柴田よしき ]
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価格:760円(税込、送料込)

初めて読みました、柴田よしきさん著のサスペンスミステリー「激流」。

今年最後を締めくくるにふさわしい、暗く、気分が落ちていくようなダークサスペンス。
ミステリー自体は重視されておらず、
どちらかというと登場人物の生き様の描写が等身大で描かれていてすばらしいです。

人間は過去にトラウマや後ろめたさを抱えながら現在を生きている人が多いと思います。
ミステリーの中に、様々な人間ドラマがあって、その人間くささがなんとも言えず心地いい作品です。

暗い話で少し鬱に入りたい、という要望を聞いて紹介してくれた友人に感謝です。
下巻も楽しみです。

2012年12月1日土曜日

Θは遊んでくれたよ ANOTHER PLAYMATE θ

こんにちは、なんちゃって文化人です♪


【送料無料】θは遊んでくれたよ [ 森博嗣 ]
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価格:600円(税込、送料込)

森博嗣さん著のミステリー小説、Gシリーズの第二作 θは遊んでくれたよ です。

今回も、前回と同様、断続する情報を纏め上げることでたどり着く仮説を追い求める物語。

ただ、森博嗣さんの作品としては初めてではないかと思うのですが、
密室殺人ではなかったという事が、今回の一番の発見でした。
まあ、ある定義からすれば密室殺人であったと取れる内容でしたが、それにしても密室殺人という形からの変化は、新鮮なものでした。

なんちゃって文化人的、名言をひとつ

「(宗教等で)神様が必要となる理由は、基本的には責任転嫁のメカニズムなんだ。誰か他者のせいにすることによって、自分の立ち位置を保持する」

神様というのは極端かつ、日本人にはあまりなじみのない対象ですが、世にはいろいろな責任転嫁のメカニズムがあって、それを象徴した言葉だなと感じました。
人生全てを他のもののせいだと責任転嫁で生きていくことも出来ますが、出来れば自分自身で選択して生きていきたいものです。

2012年11月16日金曜日

Φは壊れたね Path connected φ broke

こんにちは、なんちゃって文化人です♪

【送料無料】φは壊れたね [ 森博嗣 ]
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価格:600円(税込、送料込)


森博嗣さん著のGシリーズ第一作目、「Φは壊れたね」です。

本当はこれの前に、Vシリーズや、四季シリーズがあるのですが、S&Mシリーズの流れを汲むこのシリーズから先に読むことにしました。

と、言いましても、S&Mシリーズで出てきた犀川助教授はほとんど作中には現れず、改めて森博嗣作品が好きになった結果の原因のひとつは、「犀川助教授」の作り出す空気感と申しましょうか、その存在だったのだと改めて感じました。

森博嗣さんといえば、「密室殺人」というもうひとつのキーワードは相変わらず健在で、今回も密室でした。

解釈というのは、それぞれの立場から見た認識の違いでもあるかと思いますが、今回の密室はまさにそんな感じの印象を受けました。
何をどう認識し、どう解釈するかは、それぞれの立場や人によって様々で、一度ついた先入観はなかなか取れるものではありません。そこを上手くつけば、事実を捻じ曲げることも可能だと感じることができるものでした。

そして、相変わらず殺人は動機があって初めて成立する、という前提をあざ笑うかのように、何故この殺人は起こったのか?というWhy?が抜けていることは当たり前のようで、
今回は更にHow?(どのように)という答えすら、とある登場人物の認識、意識付けから来る解釈で終わらせるという、スパッと明瞭解決で気持ちよく終わりたい人が読んだら、なんか不完全燃焼と感じる終わり方でした。

が、この物語の締め方こそ、この作品にはもっともふさわしいと感じる、そんな作品です。