2012年9月29日土曜日

数奇にして模型 NUMERICAL MODELS

こんにちは、なんちゃって文化人です♪


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今回は、モデラを取り巻く物語。

今回の物語のなんちゃって文化人的キーは、
”常識や当たり前、価値観、思考は人それぞれまったく違う”
ということ。

「変わっていると言われるけど、そういう人たちは必ず自分より変わっている」
作中で出てくるこの一言に、今回の物語は集約されていたような気がします。

今回は、芸術家が多く登場したせいか、それとも意図的であったのか、
思考の観点も芸術的な部分が多く、やや難解な印象ですが、
心地よいほどその思考を体感できた作品でした。

さて、今回は3つほど名言を紹介したいと思います。

・決して他人の不幸を無視するわけではない。ただ、全ては誰かから搾取することによって得られる幸せなのだ。どこかで誰かが不幸になっているのである。どこに「不謹慎」の境があるのだろう。
社会のため、正義のためと言い訳するのは悪いことではないが、本心からそれを信じているなら明らかに偽善だ。もし本当にそうなら、警察も、政治かも全てはボランティアで成り立つはずである。

→長々と書きましたが、全ての幸せが誰かの不幸から成り立っている、という部分が衝撃的でした。確かにそのとおりです。

・相手にどう呼ばれるか、ということも、本人の機能、すなわちデザインである

→なんちゃって文化人も、いろんな人からいろんな呼ばれ方をします。それはこちらからお願いしたわけではなく、相手が自分に抱いているデザインから来るものである、と考えると非常にしっくりくる気がします。

・なるべく統一された思考に身を任せたい欲求が人間にはある

→常識という多数派にいたいと感じることと同意ですね。自分の価値観を大切にしようと考えているからこそ、この言葉は逆の意味でしっくり来ました。

2012年9月22日土曜日

今はもうない SWITCH BACK

こんにちは、なんちゃって文化人です♪

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森博嗣さん著のS&Mシリーズ第8作。

またしても、先入観というものがいかに自分の中を支配してるかを痛烈に印象付けられました。

今回の作品は最初から不思議だったのです。

なぜか、とある登場人物の第一人称で物語が進んでいる。
なぜか、犀川先生の出番がまったくない。(余計な部分として語られている)
なぜか、特に後半、物語で語られることにちぐはぐさが出てくる。

そんな中で、今までのS&Mとはまた違った雰囲気のストーリーを読んでいました。

違った雰囲気だったから気がつきましたが、なんちゃって文化人は
犀川先生の話、雰囲気、考え方が好きなんですね。
そう、大体登場人物、特に犯人となる人の考え方にも共感が出来ます。

そういう意味では、今回の作品はちょっと詩的な要素もあってか、
ちょっと、もやっとしました。

が、最後は、先入観の殻をぶち破ってもらったので、すっきり悔しかったです。
結局、題名は副題含めて、意味のあるもの、、、ということです。

やっぱり、面白いシリーズです。このまま後2冊、一気に読みきろうと思います。

2012年9月16日日曜日

白銀ジャック

こんにちは、なんちゃって文化人です♪


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ここ10年以上、雪山に行っていないなんちゃって文化人ですが、
舞台は雪山。

いい意味で、非常に素直なサスペンスでした。
ミステリーのように、取り立てて謎があるわけでもなく、
犯人との駆け引きを楽しむ、そんな作品です。

その中に、さすが東野圭吾さんとでも言うべきひねりが加えられていて、
ミステリー小説が好きな人が読んでも十分満足を得ることができる作品だと思います。

2回目読み返してみると、それぞれがそれぞれの思惑で行動していた意味が
わかって、さらに深くこの作品を知ることができました。

こういう作品は、映像化しやすそうですね。