2013年2月9日土曜日

CASSHERN THE LAST DAY ON EARTH

こんにちは、なんちゃって文化人です♪


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ふと立ち寄った古本屋さんで見かけた「CASSHERN THE LAST DAY ON EARTH」。

昔この映画が放映されたとき、衝撃を受けたものでした。
映像美もさることながら、誰もが救われない哀しい物語。

1人が幸せで終わりではダメなんだ。人を愛する事と自分が幸せになる事は別だ。
等印象的な言葉を残すこの哀しい作品を見たときから、紀里谷監督作品のファンになった事を覚えています。

改めて文字で読んでも何故か引き込まれました。
人には其々の正義があり、そのどれもが正解。人は何の為に何と戦うのか。それを感じる物語です。

2013年2月1日金曜日

悪の教典(下)

こんにちは、なんちゃって文化人です♪


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悪の教典(下)。

結論から言いうと、すばらしい作品。

激しく共感した作品だが、一体何に共感したのだろう。
それはきっと、誰もが多かれ少なかれ持つ暴力性等に代表される反社会性、それでも周りに同調するため、擬態をしている自分自身と、その抑制から解放されたいと願う自分自身を生き写したような主人公の振る舞いの爽快さだと思う。

この作品が映画化されたとき、試写会に出ていた某アイドルがその惨殺なシーンを見て、気分が悪い、とこの作品を批判していた。それはある意味では正しい反応だろう、だが正解ではないと思う。
それは、この物語の一面、それも表面のほうしか見ていないからだ。
なんちゃって文化人が受け取ったメッセージは、先に書いたとおりだ。

ほとんどの人は擬態している自分に疑問を持ち悩んでいるのではないかと思う。
なぜなら、擬態自体が本来不要なはずのものだから。

では、悩みはどうすれば解決するか?と考えたときに、ぱっと思い浮かぶ事、それは自分自身の限界(枠)を取っ払えばいいのだ、という事だ。
しかし、社会性を重んじる人はそこでまた葛藤をする。
それが理性だと思う。

理性が本能のままに行動する事を抑制する、
そして、過去から生きてきた環境によって、社会性から逸脱する事を悪と考えてしまう。

だからこそ、この作品の主人公の行為は、目をつぶりながらもいろんな人の共感を得るだろうと思う。
自分自身に枠がなかったとき、行きつく先は誰もが同じように至ってシンプルなのだ、己は己にのみ従う。

何かが少し違っただけ。

怪物とはそうじゃない人からの意見なのだ。


2013年1月26日土曜日

悪の教典(上)

こんにちは、なんちゃって文化人です♪


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初めて読みました、貴志祐介さんの作品です。
「悪の教典」

この作品は、友人にまず映画に誘ってもらった事から出会いました。
非常によく出来た映画だったと思いますが、思わず小説を読みたくなりました。

ただ、その前に序章があることを知り、それを先に見ました。
こちらもスピンオフとは思えないほどよく出来た作品でますます小説を読みたくなった事を覚えています。

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で、いよいよ読んだ小説ですが、まずは上巻。
これは映像作品で言うと、スピンオフである序章が中心だと思います。

主人公である英語教師は、天才的でありながら、共感能力に欠けたサイコパス。
小説で描かれていた彼は、映像で見た彼に比べ、幾分いわゆる普通の人間に近い感情を持ち合わせているんじゃないか、と感じました。

しかし、その描写自体が、彼自身の擬態をあらわしているのだと感じます。
擬態、世の中の人もきっとそうでしょう。
なんちゃって文化人自体も、日々の生活の中で擬態をして生きています。
ゆえに、その自分を偽るための擬態自体もその人そのものであると考えています。

主人公は、共感能力の欠落を、その天才的な頭脳を持って補うために擬態をしたのでしょうが、
それも含め、非常に自分の願望に正直に生きていると思いました。

普通の人のように過ごす彼と、非常を非常を思わず普通の人が躊躇する一歩を平然と踏み越える彼、どちらも彼であるとなんちゃって文化人は思いました。

様々な人間の心理を躊躇なく利用し、それでいて人間らしくミスも犯しながら、
主人公は自分の理想の王国を作るべく奔走します。もちろん、邪魔になる人間は容赦なく排除しながら。
物語の布石は、後半に向けて最高の盛り上がりを見せていると思います。

下巻が楽しみです。